2017年10月27日(金):第19回地域産業政策研究会&Smips関西

活動報告

 恒例の産学連携関係者による「第9回重役会議」を、Smipsとの合同主催により、10/28-29に京都大学で開催される研究・イノベーション学会(年次学術大会)の“勝手に”前夜祭と銘打って開催しました。
 今回は、「繁栄するエコシステムとは?:人の循環と地域文化」をテーマに、東北大学大学院経済学研究科の福嶋 路さんから話題提供をいただきましたが、数十枚のスライドを作りこんで、直前まで修正作業を続けるなどの福嶋さんの気合が伝わったのか、いつもどおり活発に議論して、やはり時間が足りなくなってしまいました。
 それでも、最後に福嶋さんから今回の続きを発表する意欲が示されましたので、今後の展開に大いに期待したいと思います。

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■日時 : 2017年10月27日(金)19:00?21:00(交流会21:00?)

■場所 : キャンパスプラザ京都 4階 第3講義室
    (京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939)

■話題提供者:
  福嶋 路さん(東北大学大学院経済学研究科教授  地域企業論担当)
   一橋大学大学院商学研究科博士課程単位修得退学(経営学博士)。1997年から東北大学大学院経済学研究科准教授、2000年から2002年までテキサス大学IC2&マコーム・スクール・オブ・ビジネス客員研究員を経て現職。
    専門は経営学。特に、地域企業の戦略、地域イノベーション、地域で活動する企業家の活動に関心をもって研究に当たっている。
    主要著書は『ハイテク・クラスターの形成とローカル・イニシアティブ?テキサス州オースティンの奇跡はなぜ起こったのか』(白桃書房、2015年)。

■テーマ:「繁栄するエコシステムとは?:人の循環と地域文化」
 まずは、テキサス州オースティンが数十年をかけて有数のハイテク企業が立地する地域に変貌を遂げた過程を観察した研究を踏まえて、大企業からスピンオフしたベンチャー企業群がエコシステムを形成するというメカニズムが世界的な傾向となっているという解説をしていただきました。
 その上で、最近注目しているというサンディエゴのクラスターを取り上げました。サンディエゴの主要産業はバイオ産業ということで、なかでもゲノム産業に着目しながら、種々のデータや要素の整理から具体的な企業からのスピンオフの状況まで、という感じで話を進めていくわけですが、福嶋さん曰く、研究の取っ掛かりの話ということで、我々からすれば準備を重ねながら研究を進めていく部分を垣間見ることができて興味深かったです。
 それは、サンディエゴのスピンオフ状況を観察したところ、多くがサンフランシスコに転出してエコシステムの形成に向かっていないということが判明し、これをどう考えるかと自問自答する場面も同様で、まさに試行錯誤している状況を赤裸々に語っていただき、ダイナミックな話になったと思います。
 ともあれ、期せずして、最後のスライドは「次回に続く」で結ばれることになりましたので、皆様も、ぜひ今後の展開に注目してくださいね。(文責:杉浦美紀彦)

◎参加者:20名

◎主 催:知的財産マネジメント研究会(Smips)、関西ネットワークシステム(KNS)

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※ “重役会議”という名称には、参加していただく皆さんに、それぞれの立場を代表する“重役”(笑)のように、けれども、あくまで肩書きを外した個人として、積極的にご発言いただきたい、という思いが込められています。

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