2011年07月20日(水) Vol.73 沼田 秀彦(盛岡市商工観光部商工課)

思いつくままに

 東北支部世話人の沼田秀彦です。人の連想は十人十色です。
 半月前、テレビのニュースで大阪名物「くいだおれ太郎」が
この震災による節電に協力するため、電源を抜くところが映し出されていました。
平成14年の第2回INS in おおさかに参加して以来、くいだおれ太郎を見ると
すぐKNSを連想してしまいます。そういえば、連想ゲームというNHKのクイズ番組があり、
良く見ていました。加藤芳郎さんが出す巧妙というか
反則すれすれのヒントで得点する場面が面白かったものです。

沼田秀彦

 さらに、東日本大震災からちょうど4ヶ月目となる7月11日には、平年
より17日早く岩手を含む東北が梅雨明けしたとの報道に接しました。本格
的な夏の到来を連想するところですが、先週末から盛夏のような暑さで、熱
中症で搬送される人も多くなっています。
 さて、マスコミの報道により、岩手県全体が被災地であるかのような連想
を抱く人もいらっしゃいました。私も心配した友人から何回か電話があり、
盛岡は大丈夫だよと同じ説明をしたものです。今回の地震による盛岡の建物
被害はほとんどなく、地盤が固いことが証明され、企業の方と話していると、
企業誘致する際、地盤が固く、災害に強い盛岡であることがアピールポイン
トになると言われています。
 そんな盛岡が元気であることを発信し、盛岡の企業や商店街の経済活動が
活発になるが、被災地の企業を支援し、雇用の拡大に繋がるのではないかと
考えています。そのため、盛岡では例年の行われているイベントを中止する
ことなく、被災地にも配慮しながら着実に実施することとしています。例え
ば、私の課では、この夏以降、ゆかた,映画と音楽をキーワードに様々なイ
ベントを企画しています。今月16日から8月初旬の盛岡さんさ踊りをはさ
んで1ヶ月にわたり「ゆかたのまち盛岡」キャンペーンを開催します。市内
参加205店では、店の個性にあわせ、ゆかたで来店するとドリンクや割引な
どのサービスが受けられます。初日となる16日には、ゆかたミニファッシ
ョンショーやゆかたのパレードを行い、盛岡の夏をゆかたで彩ります。また、
この「ゆかたのまち盛岡」キャンペーンを一緒に取組んでいる市内のきもの
専門店が協力し合い、ゆかたの寄付を市民に募りました。その結果、市内は
もとより全国から約400着のゆかたや帯などが集まり、15日と16日には被
災者へゆかたをプレゼントします。
 盛岡の中心部にある映画館通りの界隈には、16スクリーンが展開してい
ることから、10月21日から23日にかけて「もりおか映画祭」を開催しま
す。同時期に開催される東京映画祭より規模は小さいですが、盛岡出身の映
画監督大友啓史氏をメインゲストにお迎えして、映画上映や、復興支援のた
めに映画は何ができるかをテーマにパネルディスカッション等を予定として
おります。今月中には上映作品を決め、マスコミ発表をしたいと考えていま
す。また、秋には阪神淡路大震災の被災地である神戸と盛岡のロックバンド
が、交互に訪問して、コンサートをできないかと検討を重ねているところで
す。
 さらに、盛岡の新たな名産物の誕生をお知らせします。地ビールは全国各
地にありますが、このたび盛岡冷麺で有名な「ぴょんぴょん舎(中原商店)」
が盛岡手づくり村内にマッコリの醸造工場を完成させました。通常市販され
ているマッコリは、加熱処理したものですが、ぴょんぴょん舎でつくってい
るのは、加熱処理しない生マッコリなのです。その名前は、「Seng(セン)」
と言い、韓国語で「生」を意味するそうです。先月末に開かれた発表会では、
私も出席し、その味を確かめてまいりました。爽やかな甘さがあり、特にも
女性の人気を博しそうな予感がしました。残念ながら、今はぴょんぴょん舎
の各店舗でしか味わえませんが、9月からは通信販売も行うそうです。いつ
の日にかKNSの皆様にも味わっていただければと考えています。
 なんか盛岡のPRばかり書いてしまいました。人間一人ではやれることは
少ないのですが、これまで人間は、個々の力や知恵を結集し、多くの問題を
解決してきました。未曾有の被害となった東日本大震災からの復興を果たす
には、息の長い支援が必要であり、私たちに求められるのは、可能な範囲で
協力しあうことがポイントのような気がします。批判することは簡単ですが、
明るい未来を次世代に引き継ぐ努力を積み重ねようと思うこの頃です。

メンバーズコラム一覧

このページの先頭へ

Copyright (C) 2011 Kansai Network System. All Rights Reserved.
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35 関西大学商学部 西村研究室内

会員規則 これまでの歩み