2010年08月11日(水) Vol.27 今井潤(KNS東北支部世話人(岩手大学地域連携推進センター))

INSの先にあるものを探して

 岩手大学地域連携推進センターの今井潤です。
東北支部の世話人をさせて頂いています。よろしくお願いいたします。

 東京生まれの東京育ちで、生粋の江戸っ子の私が岩手に来て、はや17年が経ちます。
平成5年に、就職したのが、岩手大学工学部応用化学科でした。
そこには、INSのキーマンの清水健司先生がいて、今となっては、何時入ったのかもわかりませんが、
気がついたときには、岩手ネットワークシステム(INS)に入って、様々なイベントに参加していました。

 その後、公設試の職員などを経験させてもらい、現職の地域連携推進センターに転属になってから、
INSの事務局となり、起業経験も無いのに、盛岡市産学官連携研究センター(コラボMIU)の
インキュベーションマネージャーになり、そんなこんなで、KNSの皆様とも交流が深まり、
昨年より世話人をさせて頂いています。

 INSは、KNSの様に、とってもフラットで、出席しているとみんなに元気をもらえて、
いろんなネットワークが広がっていきます。居心地がとっても良いです。

 でも、いろいろ気になることがあります。
見渡すと、40を過ぎた私が一番若い部類であったり、
肩書きは気にしないと言っても、社長、部長・・・とエライ人が多いかな?

 KNSに多い若くて、エネルギーがあふれるばかりの人が、INSには、あまりいないような気がします。 
KNSに参加する度にそう思うようになりました。
 それが、INSの20年の歴史なのかもしれませんが、あまりおもしろくないので何か出来ないかと考えていました。

 そこで、出会ったのがインテレクチャル・カフェでした。
インテレクチャル・カフェ国際シンポジウムで、INSの活動を紹介する機会をいただいて、発表してきました。
 すると、イノベーションを起こすためには、
・フラットなコミュニケーションをはかれる場(INSがあるから大丈夫)
・その場は、日常空間とかけ離れた方がいい
 (MIUのロビーに、少し変わった椅子と机を置いて、すこし雰囲気を出そう)
ということが、わかりました。

そして、2つの仮説を立てました。
 ・アルコールフリーの交流会を行えば、若者が集まりやすい
 ・INSのフラットなコミュニケーションとMIUをうまく活用すれば、イノベーションを起せる

 一昨年の8月から、MIU Cafeを始めました。
サイエンスカフェでもなく、かといって講演会でも無い。
参加した人が全員発言して、意見交換が盛り上がるようなものにしたいと、
ファシリテーションという言葉もよく知らないままに、仮説を検証する実験を始めました。

 盛岡市から来ている共同研究員の福士さんや及川さんの活躍により、
2年で22回のCafeを開催することができ、「なんで、あんなに盛り上がるの?」とか、
「面白いことやってるね」とか言われるようになり、地域や大学内部にも、
すこしずつ広がりを見せています。

 まだ、なかなか若手の教員の呼び込みには成功していませんが、
大学が地域におけるイノベーションの核となるため、酒の力を借りなくても、
究極に前向きで、誰でも会話や議論を自由に出来るような"場"の形成をするため、
日々実験を進めていきたいと思っています。
 
 非常に熱いKNSにいろいろなことを学びながら、岩手の風土にあった形でINSを再活性化して、
地域を元気にしていく活動を続けていきたいと思いますので、
是非様々な形で、皆様とのネットワークを広げさせて頂き、密度の濃い連携をさせて頂ければと思います。

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