2010年06月30日(水) Vol.21 兼松泰男(KNS世話人(大阪大学先端科学イノベーションセンター))

大学とフラット化

締め切り前日になって、あわててコラムを書いています。
私は、KNS立ち上げの時から、お手伝いしています。
当時を振り返って、よしなしごとを書き連ねましょう。
あっ、自己紹介してませんね。大阪大学の兼松です。

KNSと言えば、思い出す強烈なイメージ。
KNS立ち上げ前のINS in 大阪だったと思います。
道頓堀「くいだおれ」の大宴会、えーっ!肩書抜きのすごい集まり。
わざわざ、岩手からやってきて、・・・圧倒されました。

KNSの立ち上げの強烈なトリガーですね。
私も阪大ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)の報告をしました。
その当時、世界はフラット化すると信じていました。
確か、「今どき、大学は身分制?」といった表現を踊らせました。

でも、ちょっと変な表現ですよね。
当時、理学研究科からVBLに移籍して、カルチャーショック。
理学研究科物理学専攻と聞くと、堅いイメージですが、実は逆。
なんでも言えるリベラルな環境、しかもマイ・ボスは極めつけ。

・・・その話は、置いておいて。
若い研究者(ポスドク)達と留学生センターへ行った時のこと。
英語力を磨くため、留学生と英語サロンを開こうと提案しに行きました。
現場で、話がまとまって、筋を通して、センター長にお願いということに。

ここで、強烈な「待った」がかかりました。
センター長(C)「留学生を利用するような活動は許可できない。」
私たち(W)「彼らは金銭的にも助かるし、私たちは大学に居ながら学べる。」
C「金銭がからむのはまずい。そもそもセンターの事業に口を出すな。」

ここで、こちらがエスカレートして。
W「そもそも実学的な英語教育を大学としてやるべきだ。」
これに対し、先方の言い分は、
C「大学の方針に口をだすな。そういうことは50歳を過ぎてから言え。」

唖然呆然。若い者数人と憤慨して帰って来ました。
「大学は身分制社会なのかよ」
「歳取りゃ、正しく、責任取れるなんてのは虚構だよな。」
結局、無視して、英語サロンはアンダーグラウンドで実行しました。

「50過ぎてから言え」、みなさんは、どう思いますか。
私は、残念?ながら、もう50を過ぎてしまいました。けれども、
世界はフラット化するではなく、私たちがフラット化させるのだ。
この思いは、その時から変わっていません。

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