2010年02月24日(水) Vol.4 神牧智子(大阪府)

コーヒーショップのあるまち場にて

KNSの皆様 こんにちは!
去年の4月から仕事が都市整備から児童福祉関係に変わり、
遅くまで残業することが増えました。
この仕事は、今を生きる子どもたちが直面している困難な事実に
向き合わなくてはならないことが多く、仕事を終えるとどっと疲れを覚えます。
自然と帰宅途中に、遅くまで開いているコーヒーショップに立ち寄って、
気分を切り替えるのが習慣になってしまいました。                      

こんなとき、音楽はありがたいな、と思います。
人々の他愛ない会話と、ジャズな音楽に包まれていると、
言葉にできないやるかたない思いが落ち着いてくるのです。
今日はそんなコーヒーショップにいて浮かんでくる
徒然な思いについて書きとめさせていただこうと思うのです。

わたしの母親も、かつて国道沿いの、町工場の多い地域で、
喫茶店を営んでいました。
お昼時は食後のコーヒー付定食を求めて工員さんが押し寄せ満員です。
そのピークを過ぎると、ほとんど開店休業状態になるのですが、
そんな時間にほろっと、工場の社長が訪れる、といった店でした。

当時としては珍しく中国語なんかを勉強している変わった店主であった母に、
商品の取扱説明書の簡易な中国語版のアドバイスを求めたり、
展示会のアテンダントを頼んでみたり、と、お昼のピークの終わった店で、
賑やかに談笑していた社長さん方のことを思い出します。

今思えば、母が営業していたのは、
石油ショック前夜からバブル崩壊後の25年ほどの期間。
企業さんにとっての激動の時代だったのでしょう。
大阪には母の店のような喫茶店がたくさんあり、
人々の業種を超えたつながりの拠点になっていたように思います。

最近の谷町かいわいでは、国家試験を間近に控えた歯科大学の学生さんが多く、
皆真剣に参考書を開いたり書き込みをしたりしながら遅くまで
このコーヒーショップで勉強をしています。
その中に、サラリーマンが何人か、これも何かの資格試験の勉強でしょうか。
熱心に問題集を解いている姿も見られます。
わたしがこの店を利用するのは、けっこう遅い時間ですから、
これらの学習者の姿に、自分もそう長くくたばってはいられないのを感じ、
少し元気をもらうのです。

コーヒーショップのひと時は、
わたしが仕事の困難から気持ちを切り替えるのをたすけてくれます。
それ以上にわたしに活力を与えてくれる場が関西ネットワークシステムでの皆さんとの交流です。

まちにはたくさんの働き手がありますが、それぞれの奮闘を聞く機会はそうはありません。
しかしそうしたさまざまな働く現場、研究、生産、流通やサービスの現場で、
一人ひとりが力を尽くしてこそ、この社会のなりわいは発展向上するのです。
そんな人々の将来の大きな夢、それに向かうチャレンジ、また日々の工夫や、
つながりの中で生まれた新しい価値のお話を、定例会、研究会、そして交流会でお聞きすると、
わたしもまた自分の持ち場である行政の現場の仕事をしっかりと全うしていかなくては、
という気力が充実してきます。

これからも、関西ネットワークシステムの皆さん、どうかよろしくお願いいたします。

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