2022年03月09日(水) Vol.598 金澤健介(盛岡市役所立地創業支援室)

地方在住30代アナログ人間の私的DX?

東日本大震災から11年が経とうとしています。被災された皆様にお見舞いとお悔やみをあらためて申し上げますとともに、さらなる復興の推進に微力ながら引き続き協力してまいります。
 また、世界全体において、緊迫した状況が続いておりますが、一刻も早い安寧を心から切にお祈りしております。
 
 KNSの皆様、たいへんご無沙汰しております。
 盛岡市役所の金澤です。前回のコラム掲載が4年前でしたので、あらためて自己紹介しますと、今もなお変わらずに商工労働部ものづくり推進課立地創業支援室に所属し、産学官連携、企業誘致、創業支援を担当しています。この3月で担当5年目が過ぎようとしていますが、その間、ちょこちょことジョブローテーションがあり、平成29年度 - 30年度は岩手大学に派遣され、主に市内企業・団体と岩手大学との連携推進を担当、その後、市役所に戻り、令和元年度は主に産学官連携と企業誘致を担当(途中3ヶ月ほど、選挙管理委員会事務局の併任発令を受け、商業施設への期日前投票所の新規開設も担当)、令和2年度からは主に創業支援を担当しています。

金澤健介

 そんな私ですが、「自分、不器用ッスから」とつい言いたくなるほどの根っからのアナログ人間でして(古着やヴィンテージギター・ベースの偏愛主義者でもあります)、デジタルや新しいものに対して本当に疎く、やたらと腰が重いという傾向があります。性分として、実際に手に触れて、こねくり回すことのできるものはすんなり受け入れられるのですが、ワードやエクセルをとってみても、自分の思うように動かず、挙句フリーズしようものなら、ものすごくイライラしてしまいます・・・。
 そんな私が、妻の勧めもあり、ちょうど1ヶ月ほど前にiPhoneとAppleWatchを購入したことにより(それまではAndroidとアナログ時計)、劇的にマインド・生活が変わり、「これってDXでは?」と思うことがありましたので、今回のコラムで報告します。(IT関係の企業様・研究者様や、もしかすると世間一般の方からすると、稚拙な内容かもしれませんが、地方在住アナログ人間の現実として、温かく受け止めていただけますと幸いです。)

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一番驚いたのは、ヘルスケアデータを管理できることです。
基本的に、入浴以外ではAppleWatchを着けたままにしていますので、まずAppleWatchが振動して、起こしてくれるところから1日が始まります。これがいい具合に不快で(笑)嫌でも目が覚めます。起きたら、睡眠データの確認です。目標に対する昨夜の睡眠時間はどうか、これまでの平均睡眠時間と比べてどうか、睡眠中の平均呼吸数は安定していたか・・・睡眠の質の良し悪しを数値で確認することにより、安心感を持つことができます。
身支度を整えたら出勤です。徒歩で通勤していますので、AppleWatchのワークアウト(エクササイズ)機能をオンにします。これにより、ウォーキングの歩数、時間、距離、消費カロリー、心拍数などを確認できます。このエクササイズを含む3項目により、1日のアクティビティが評価され、好成績の場合はアプリ上でバッジが贈られます。おかげでゲーム感覚で楽しく取り組むことができ、少しでも歩きたい、運動したいというマインドに変わってきます。また、ピクミンブルームというゲームも始めてみましたが、ウォーキングにより、ピクミン(植物を擬人化したようなキャラクターで独特の愛嬌があります)を新たに発見し、成長させ、仲良くなることができ、その結果、ピクミンの姿かたちが変わりますので、やはり少しでも歩きたい、運動したいというマインドになります。ユーザを楽しませながらウォーキングさせることは、密の回避と運動不足の解消という意味で、コロナ禍では特に重要だと思います。なお、AppleWatchには、緊急電話や転倒検出機能もありますので、エクササイズ中に万が一があっても安心です。
出勤後は、まず手洗いのうえ、消毒するようにしていますが、AppleWatchさんは手洗いさえ見逃してくれません(笑)手洗いを開始すると、自動で20秒のカウントダウンが始まります。20秒以上かけて念入りに手洗いを行えばほめてくれますが、20秒未満の場合は手洗いが止まった理由を問い詰めてきます。子どものころ、手洗い・うがいで親や先生に注意されたことが思い出され、懐かしい気持ちにさせてくれますね(笑)
1日の仕事・生活が終わると、就寝前はマインドフルネスの時間です。AppleWatchのマインドフルネス機能を開始すると、リラックスできるグラフィックが表示され、とても落ち着いた気持ちで就寝を迎えることができます。AppleWatch購入前は、マインドフルネスにさほど興味がありませんでしたが、今では1日の最後の大切な時間となっています。

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これまでは生粋のアナログ人間だった私ですが、iPhoneとAppleWatchを購入したことにより、思っていたよりもごく簡単に生活にデジタルを取り入れることができ、そしてどっぷりとハマり、劇的にマインド・生活が変わりました。変えることができたのは、「簡単・便利・面白い」からだと思います。
今後、市町村がDXを進めていくうえで、住民にいかに浸透させていくかが鍵の1つだと思いますが、今回の経験を通じて、住民に対して「簡単・便利・面白い」と感じさせる工夫が近道ではないかと感じました。

 最後にこぼれ話を1つ。
 先日、担当業務を上司に相談していたときのこと。上司と私の二人でやり取りしていたのですが、一通りの説明を終えて、「それでは、これで進めますね」と言ったところ、突然「それがいいですね」という第三者の声!ふと見ると、AppleWatchのSiriがオンになっていました(笑)嘘のような本当の話ですが、AppleWatchの側部にあるボタンを長押しするとSiriがオンになるため、直立して前で両手を重ねたときに、手の甲がボタンを長押しし、どうやらオンになってしまったようです。その瞬間はもう赤面で、穴があったら入りたい気持ちでいっぱいでした(笑)デジタルにはまだまだ慣れそうにありませんが、これからも気長に私的DX?を楽しんでいきたいと思います。

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