2021年12月01日(水) Vol.587 辻和哉(株式会社ヒューマンコンパス)

還暦がターニングポイント

昔は還暦を迎えると仕事をリタイアして、余生をゆっくり過ごすというイメージでしたが、いざ自分がその年齢になるとまだまだ新たなチャレンジができるなあ〜と思っています。当然、体力的には加齢による様々な影響を受けていますが、週3回のハードなウエイトトレーニング、週2回の追い込み気味のロードバイクで体力づくりをしているので影響は最低限で収まっているかなと思っています。年齢的にハードなトレーニングは良くないと言われていますが、25年前まではバリバリのアスリート?そのため追い込み体質?になっています。最近の研究では適度な強度は体力維持に必要だと報告があります。私の場合は過度?しかし、加齢ともに疲労回復が悪くなってきています。そのため、疲労回復のために一番重要な睡眠に対するアプローチはしっかり行なっています。寝る前のストレッチング、就寝前の入浴時間、呼吸法など色々と実施しています。その日の体調(フィジカル・メンタル)に合わせて方法を変えています。

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還暦を新たなスタートとして、アスリート復帰&新たなビジネスです。アスリート?35歳までは陸上競技のレースに出ていました。当時、800mの年代別日本記録を狙っていました。しかし、トレーナーとして選手サポートのための遠征が多くなり練習ができず、現役を引退?しました。45歳の時にレースに復帰をしようとトレーニングをしていたのですが、膝に違和感を感じて、検査すると変形性膝関節症という診断を受けました。走ると痛みが出て練習ができません。走ることは出来ない、しかし、脚の筋力が落ちると膝が悪化するということでトレーニングを始めました。ウエイトトレーニングとエアロバイクで筋力、体力維持をしていました。しかし、何か足らない!目標がない!レース出る?これがアスリート?2012年からにロードバイクのレースに参加するようになりました。2020年の世界マスターズのロードバイクの優勝を目標に続けています。しかし、コロナの影響で世界マスターズは2021年に延期、さらには2026年に延期が検討されています。そうすると参加する年代別カテゴリーが65歳〜69歳になります。そのカテゴリーでは最年少?私は1961年12月生まれ、大きな転換期を迎えています。
今まではスポーツを中心にした仕事をしてきましたが、還暦を機にスポーツ以外の仕事にシフトしたいと考えていました。昔から還暦を迎えたら新たなチャレンジができたらなあと思っていました。スポーツ以外の色々な方に出会える仕事をしたいと思っているからです。この思いが生まれたのはKNSでの多くの出会いになります。2016年9月17日に開催されたKNS第54回定例会inさかい、当時、堺市のインキュベーター施設のS-CUBEにいられた世話人の増田たくみさんからKNSの定例会に参加しませんかと声を書けられたのが、大きなターニングポイントになりました。定例会に参加する様々な考え方にお会いできたことが大きな財産になりました。定例会のメインイベントの懇親会に参加するとマラソンの話から世話人の堂野智史さんと出会い、メビックランニングクラブでマラソンのサポートをすることになりました。基本、スポーツ関連の仕事は引退ということになるのですが、メビックランニングクラブのサポートは引退することはできないみたいです(笑) 
スポーツ以外と言っても、やはりスポーツのベースからは離れないですね。・・・楽しいビジネス、ワクワクするビジネスをしたいと考えています。スポーツで培ってきた人脈、コミュニケーションを活用したビジネスになります。どこに行ってもスポーツに関連した人脈があり、話が盛り上がる場合が多いのでスポーツとの関わりは、やはりきれないと思います。
今、超低温技術(−120C°液体窒素を使わない)に関わるビジネスを展開しています。実はこのビジネスも世話人の増田さんから依頼をされたものです。人間の身体を−120C°で冷却をするというのがビジネステーマです。−120C°で3分間、身体を冷却するとスポーツパフォーマンス向上、疲労回復、美肌になるというビジネスです。超低温技術は液体窒素を活用して-198 C°で身体を冷却して疲労回復・美肌に関しては2010年頃からビジネスとしては確立されていました。しかし、エビデンスという点では日本論文の発表がほとんどありません。身体を冷却するという論文で−100C°以下で冷却するものはほとんどありません。−100C°以下で冷却する装置が高額なので研究対象になっていなかったのが現状でした。そのため、海外論文を集めてメタ解析をした結果、下記の内容に有意性が見られそうだということになりました。
・レジスタンス運動前の超低温介入が運動パフォーマンスに与える影響(スポーツパフォーマンス)
・レジスタンス運動後の超低温介入が主観的疲労度や血液性状に与える影響(疲労回復)
・クライオバス介入が(高強度運動前の)ブドウ糖投与による血糖値上昇に与える影響(糖尿病)
・高強度運動後の超低温介入が自律神経活動や睡眠に及ぼす影響(メンタルヘルス)
これらの検証を大学と共同研究することになりました。現在、J-リーグ、ジャパンラグビーリーグワンのチームに提供して、選手からの主観的評価をリサーチしています。
−120C°ですから他のビジネスのも応用ができるということで、食品の冷凍についての研究も始まっています。冷凍することによってより美味しくなるという研究になります。大阪万博に向けて、大阪食文化、食のハブ(食の台所)、SDGsをキーワードに活動しているタイミングだったので、全国の美味しい食材を大阪で調理し、美味しくなる冷凍技術を活用して世界に発信というビジネスに展開していきます。また、SDGsにおいて、カーボンニュートラルにおいても今回の超低温ビジネスが展開できそうです。二酸化炭素による地球温暖化問題に対して、ドライアイスを使わないビジネスとして展開していきます。
 還暦を過ぎてもスポーツに直接関わることは少なくなりますが、やはりスポーツとの縁は切っても切れません。スポーツとビジネスは一生、現役を貫き通したいと思います。

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