2020年10月07日(水) Vol.529 鈴木洋太郎(大阪市立大学商学部・大学院経営学研究科)

「オンライン授業」に挑戦中です!

KNSのみなさん、こんにちは。大阪市立大学商学部の鈴木です。
今年度は、新型コロナウィルスへの感染防止のため、ほとんどの大学で「オンライン授業」が導入されました。今回のメンバーズコラムでは、悪戦苦闘しながらオンライン授業を行っています、私の経験をお話しします。最後まで、どうぞよろしくお願いします。
なお、大阪市立大学では、オンライン授業を3つのタイプに分類しています。第1のタイプは、学習管理システムを使って、授業の資料や課題を提示して、学生に回答してもらうものです。第2のタイプは、授業内容を動画として見てもらう「ビデオ・オンデマンド」形式のものです。第3のタイプは、Zoomなどを使用して、授業を「同時双方向」で行うものです。大人数の講義科目では、第1のタイプや第1と第2のタイプの複合型が多いです。また、ゼミ(演習科目)では、第3のタイプが多いです。

鈴木洋太郎

写真は、私が担当する「プロジェクト・ゼミ」の授業風景(パソコンのZoomの画面)です。このゼミでは、学生たちが高校生向けのオープンキャンパスを企画・実施しています。

夏休み中に実施されるオープンキャンパスも、今年度は、従来の来場型は中止となり、オンラインでの開催となりました。そのため、プロジェクト・ゼミでは、オンライン上で高校生が楽しめるような学部紹介動画を制作することにしました。また、Zoomを使った交流イベントも企画・実施することにしました。高校1年生・2年生が入学する時には、大阪市立大学は新大学・大阪公立大学となる予定ですので、この点も留意して紹介内容を検討することにしました。
ところで、このプロジェクト・ゼミは、商学部の2年生が中心メンバーですが、上級生(3年生や4年生)もサポート役として入っています。実際、ゼミの授業運営は、私ではなく、上級生が主体的に行っています。本当に頼もしい学生たちです。
今年度のゼミの授業運営では、授業開始から30分間はメンバー全員でのZoomミーティングを行い、残りの授業時間は総務班、広報班、プレゼン班、グループワーク班、冊子班など各グループに分かれてZoomミーティングを行う形としました。また、グループごとに、授業時間以外の日時に「サブゼミ」としてZoomミーティングを行いました。さらには、7月以降は、学生の大学キャンパスへの入構が事前に許可をもらえれば可能になりましたので、オープンキャンパス準備(動画撮影など)のための「サブゼミ」を商学部会議室などで行いました。
夏休み中のZoomを使った交流イベントも無事、開催することができ、私もホッとしています。学生たちが制作した学部紹介動画は、大阪市立大学商学部オープンキャンパス2020公式サイト(https://ocuoc.wordpress.com/)で見ることができますので、ご覧いただけると幸いです。
さて、私の担当する講義科目のオンライン授業についても、お話しさせてください。私の専門分野は産業立地研究(特に国際産業立地研究)で、「産業立地論」を前期に開講しました。また、「国際立地論(国際産業立地論)」を現在(後期に)開講中です。
前期の「産業立地論」は、履修者数が240名でしたが、前に述べました「第1のタイプ」(授業の資料や課題を提示して、学生に回答してもらう形式)のオンライン授業として実施しました。学習管理システムに「ですます調」で授業内容を文字入力して、できるだけ分かりやすい内容のオリジナルテキストを提示するようにしました。
「第1のタイプ」のオンライン授業は、データ容量が小さいため、通信環境が十分に整っていない学生も、確実に授業を受講できるメリットがあるものの、テキストだけの授業は味気ないと感じる学生も多いようです。そのため、後期の「国際立地論」(履修者数は300名)では、「第1のタイプ」と「第2のタイプ」(ビデオ・オンデマンド)の複合型にすることにしました。実は、授業内容を動画にするのは、Zoomのセルフレコーディング機能を使って比較的簡単にできます。
オンライン授業の教材を作成するのは、大変な面もありますが、慣れてくると結構楽しいです。今年度で、大学教員生活が31年目となりますが、新しい教育経験を積むことができ、久々に「レベルアップ」した感じがします。
とは言え、来年度のオープンキャンパスは、プロジェクト・ゼミの学生たちといっしょに、従来の来場型で開催できることを願っています。

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