2020年08月05日(水) Vol.520 松田知樹(Quadcept株式会社)

現状を受け入れるということ(難しいんですけどね)

皆さま、こんにちは。松田知樹と申します。

大阪を本社とする Quadcept 株式会社、 CSi Global Alliance 株式会社 という会社の役員を勤めております。エレクトロニクス業界に長年身を置き、ソフトウエアの開発や電子機器の測定装置をベースにした技術提供を行っております。KNSでは、関西大学梅田キャンパスでの定例会の講演に登壇させていただいたり、Smips共催の井戸端会議での話題提供でシリコンバレーのオープンイノベーションについてお話をさせていただいたりしたことがありますので、あ、あの時の!と覚えていただいている方もいらっしゃるかもしれません。

コラムを書かせていただくのは今回が初めてですので、どのような話題にしようかと悩んだのですが、少し仕事の話題から離れて、昨年から今年にかけて自分の身に起こった変化から学んだことをご紹介しようと思います。

松田知樹

■体調の変化

2019年は自分にとっては思い出に残る良い年となりました。日頃からマラソンを趣味にしている自分として、いつかは走りたいと思っていたウルトラマラソンにチャレンジし、5月の鯖街道ウルトラマラソン(72km)を完走、そして、10月の富士五湖ウルトラマラソン(100km)も無事に完走。締めくくりとなる12月の大阪マラソン(42km)では自己ベスト更新という結果で締めくくることができました。コツコツと走り込んだ成果が出たと喜んだものです。

普段から出張が多く、月の半分を国内外飛び回っているような生活に加えて、走り込みも行っていたからか、知らず知らずの間に疲れがたまっていたのかもしれません。出張先のベトナムから帰国した12月下旬から原因不明の微熱が出始めました。まあ、持病のリウマチのせいかなと思っていたのですが、1月に入り、東京からサンフランシスコへの出張時は解熱剤が手放せない状態に。なんとか2月の出張ラッシュも乗り越えた頃にコロナ禍がやってきました。

■悪化

コロナの影響で出張が完全になくなり身体は楽になったはずなのですが、3月の初旬にメニエール病を8年ぶりに発症(地獄です・・・)。そして、リモートワークが本格的にスタートした4月に入ると、微熱だった熱が38度を超え始めました。時期が時期だけにすぐに例の検査、結果は陰性。様々な検査やスキャンを行うも原因は分からず。それでも体調が悪いので食べることもできず、なにせ走ることができないのが一番辛かったです。おかげで体重は2ヶ月で8kg落ち、体力もなくなってしまいました。GW明けくらいから熱も収まり、ようやく走り始められるかなと思うと・・・まったく走れない。どうした、自分。ちょっと走ろうものなら息切れ。身体も鉛のように重たく、身体が完全に錆びついてしまったようでした。

■心境の変化

昨年末から「元気」や「快調」という言葉とほど遠いところにいましたが、その中でも自分の中で思っていたことがあります。それは、今は自分の身体が色々とアップデートする前の状態で、捨てるものと新しく身に着けるものの間(はざま)を楽しんでいる状態なんだ、そして、この先にはアップデートした新しい自分に会えるんだ、ということです。あまりにしんどかったため、少しでも前を向こうと思って考えたことですが、徐々に体調が良くなっている今、本当に新しい自分に出会えた気がしています。

というのも、今まではストイックに自分を追い詰め、止まると死ぬというようなマグロ思想でもいうのか、常に右肩上がりの成長モデルそのままに生きてきた自分が、今回始めて「現状を受け入れよう、ありのままを受け入れよう」と思ったのです。100kmは走れないけど、5km走れたら満足じゃないか、ゴルフで80は出なくなったけど、100でも楽しいじゃないか。そんな風に、出来なくなったことではなく、出来ることに目を向けて受け入れようと考え方を変えると、心も軽くなり、何事にも積極的に前向きに取り組めるようになりました。今は以前よりも、物事を楽しめている気すらします。

■まとめ

今はコロナ禍真っ最中で、大きな変化が起きています。良いことも悪いこともありますが、現状を受け入れつつ、今出来ることを精一杯する。そして、その結果に喜びを感じる。

今回の一件で学んだことを、活かすことができればと思っています。

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