2019年07月17日(水) Vol.469 岡田直樹(大阪商工会議所 Xport運営事務局)

オープンイノベーションに関わって、20年。

オープンイノベーションと言っても、実は昔からしてきている事ことなんです。足りない技術、サービス、アイデアを外部の皆さんから提供いただき、大手企業が自社の製品やサービスを高めたり、新しい事業に踏み出す事を言います。しかし改めて、大々的に取り組むとなるとうまくいかなくて、大手企業は困っています。不思議だと思いませんか。今ほど情報が溢れていて海外の情報までも手軽に検索できるため、足りないものを探すのは簡単なはず。ですが、うまくいかない。そうなんです、そもそも何をしたらいいか分からないので、足りないものが分からない。

岡田直樹

何をしたらいいかの検討はついて居るが、お客が居るかどうか不安で踏み出させない。若い人たちから色々アイデアは集まるけれど、そんなに価値あることだと理解できず、ジェネレーションギップに苦しんでいる。まだまだ理由は沢山あります。各大手企業はこれではいけないと理解しています。やはり大手企業は最初から10億、50億のビジネスを創ろうとするところに機動性が落ち、経験を積めず勘が養えず、当然リスクも大きくなるので躊躇する。結果何も変わらない。中期的に見ますとまた不況が始まると一気にこのムーブメントはしぼんでしまう。
こんなことを繰り返してきたように思います。そんな状況の中にあっても一部の大企業は、サービスについては、小さく産んで大きく育てる。それを沢山する。ものつくり系は、機能を徹底的に絞った優秀な単機能のマシーンを世に問う。など成功事例もないことありません。
どうして、もっとダイナミックにアライアンスが生まれ、私たちがワクワクするようなニュースが発信されないのかなと思います。
最近、ふと考えることが有ります。新しい事業の作り方というメソッドやさあ新しい事業を創ろうというキャンペーンよりも、大事なこと。
人を作ること、マインドを育てることがとても欠けていたから、こんな事になったのではないかと思うようになりました。ビジネス史や経営史、起業家列伝などを学ぶ必要があるように思います。改めて、本町の大阪産業創造館の地下にあります、起業家ミュージアムに足を運ぼうと思っています。先人の情熱と志、学ぶことが本当にたくさんあります。まさに温故知新です。

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