2018年09月26日(水) Vol.429 古澤聖子(岩手県大阪事務所)

いわて 旅の思い出 そしてこれから

 初のコラム執筆となります。岩手県大阪事務所の古澤聖子です。大阪生活3年目となりました。
岩手県大阪事務所は大阪駅前第1ビル9階にあり、観光情報の紹介、企業誘致、岩手県産品の販路拡大など岩手のPR隊として日々活動しています。
 しかし、よく東京の人は東京タワーに行かないと言いますが、私も岩手に住んでいるときは岩手を旅行したことがほとんどなく、観光情報を聞かれたときに、分からないことがあり、今まで岩手県内を旅行しなかったことをとても後悔しました。大阪に転勤になってからは、仕事やプライベートで岩手に帰るたびに観光地を巡り、今は多少ましになったと思いますが、まだ日々勉強中です。
 岩手の観光地に疎かった私ですが、学生の頃から印象に残っている建物があります。盛岡市にある「岩手銀行赤レンガ館」です。

岩手銀行赤レンガ館

 「岩手銀行赤レンガ館」は、明治44年に盛岡銀行の本店行舎として落成し、昭和11年に岩手殖産銀行(のちの岩手銀行)の本店として引き継がれ、昭和58年に岩手銀行新社屋完成に伴い中ノ橋支店となりました。平成6年には、現役の銀行としてはじめて国の重要文化財に指定されました。その後、平成24年8月に銀行としての役目を終え、約3年半の保存修理工事を経て、平成28年7月に公開施設としてリニューアルオープンしました。設計は、東京駅の設計者として知られる辰野金吾とその教え子で盛岡出身の葛西萬司です。
 なぜ、この建物が印象に残ったかというと、私の出身は、岩手県の大船渡市というところで、盛岡市街地から南南東に直線距離で約90?、道のりで約110?のところにある田舎の港町です。学生の頃、盛岡に行くには親に連れて行ってもらうか、もしくはバスで3時間近くかけて向かうしかなく、盛岡に行くことは私にとって一大イベントでした。盛岡市内に入るとオフィスビルや商業ビルが立ち並んでいますが、その中で、赤レンガの建物はひと際目立っていました。コンクリートのビルが立ち並ぶ中にあの赤レンガの建物を見つけると、ようやく盛岡に着いたのだなと感じたものです。
 就職して盛岡に勤務するようになってからは、見慣れた風景の一部となりましたが、私にとってあの赤レンガの建物が盛岡のシンボルであることは変わりありません。最寄りの銀行ではないのにわざわざ行って、ATMでお金をおろしたり、通帳記入したりしたこともあります。「岩手銀行赤レンガ館」に生まれ変わった後も、たびたび訪れており、銀行時代には見られなかった旧金庫室や2階の部屋なども公開されていますので、より一層観光施設として楽しめるようになりました。
 学生の頃に長い道のりを経て見た建物だったことが、より強く印象に残ったのだと思います。関西から岩手は遠いです。しかし、遠い分思い出深い旅になると思いますし、岩手でしか見られない景色があります。ぜひ、岩手に来てください。皆様のお越しをお待ちしています。
 ここからは、岩手のホットな観光情報をお知らせします。
 まず、2018年6月に宮古市と北海道室蘭市を結ぶ、岩手県初のフェリー航路が開設されました。便数は一日一往復で、航海時間は10時間です。船旅にご興味のある方はぜひご乗船ください。
 次に、2019年3月23日から三陸鉄道の一貫運行が開始されます。三陸鉄道は久慈?宮古間の北リアス線と、釜石?盛間の南リアス線に分かれており、宮古?釜石間のJR山田線は震災で大きな被害を受け、運転を見合わせていましたが、復興工事を経て三陸鉄道に移管され、列車を運行することになりました。これにより、三陸鉄道の総延長は久慈から盛まで約163?となり、第3セクター鉄道としては、日本一長い鉄道となります。
 そして、2019年6月から8月上旬まで「三陸防災復興プロジェクト2019」が開催されます。復興に力強く取り組んでいる地域の姿を発信し、東日本大震災津波の記憶と教訓を伝えるために、岩手県の沿岸全域で様々なイベントが行われます。
 さらに、来年はラグビーワールドカップ2019が開催され、2試合が釜石市で開催されます。2018年8月には試合会場となる釜石鵜住居復興スタジアムも竣工し、大会本番に向け着々と準備が進められています。
 2019年は、岩手から目が離せませんよ!!
 最後に、「青森・岩手えぇもんショップ」のご紹介です。
 「青森・岩手えぇもんショップ」は、大阪のドージマ地下センターにある青森と岩手の県産品を紹介・販売するアンテナショップです。岩手の盛岡冷麺、南部せんべい、三陸の海の幸を使った商品などのほか、地酒や地ビール、伝統工芸品など多数取り揃えておりますので、ぜひお越しください。
 
<青森・岩手えぇもんショップ>
所在地:大阪市北区堂島一丁目 堂島地下街6号(ドージマ地下センター)
TEL:06-6346-0888
営業時間:午前10時 - 午後8時
定休日:毎月第3日曜日、年末年始

 

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