2018年02月28日(水) Vol.401 堂野智史(メビック扇町)

続けるということ。

「継続は力なり」、「千里の道も一歩より」、「雨だれ石を穿つ」、「塵も積もれば山となる」、「蟻(あり)の思いも天に届く」など、昔の諺の中には続けることの大切さを表現したものが数多く見受けられます。
古今東西、「継続」することの難しさが意識されていたのだと思います。
このKNSメンバーズコラムも今回で401回目、ほぼ週刊で発行してきましたので、大凡8年続いている計算になります。
起業にしても、事業にしても、プロジェクトにしても、立ち上げるのは、それなりの苦労は伴いますが、続けることに比べると簡単です。
立ち上げの時には、新鮮さも手伝って、巷で持て囃され、メディアなんかにも取り上げられ、日の目を見ることが多いのですが、地道に続いている活動の中には、それなりの価値を持つものも多いにもかかわらず、メディアなどで持て囃されることも少なく、既に終わった、価値のないもののように取り扱われる風潮にさえあるように思います。

堂野智史

僕の場合、KNSを仲間と一緒に立ち上げて以来15年間、900回を超える活動を続けてきました。
もちろん全部には参加していませんが・・・。
最近は少し活動が大人しくなった感はありますが、それでも月平均4、5回と相変わらず元気に活動を続けています。
次回3月10日に開催する15周年記念の60回目の定例会では、150組を超える皆さんにプレゼンをいただくという
前代未聞の大業にもチャレンジしますし・・・。
まだまだ勢い衰えずという感覚です。
それも、KNS発足当初に、どうしたら継続性を担保できるかについて、当時の発起人の皆さんと活発な議論をした結果、
「棺桶に入るまでやり続ける。」という覚悟を決めたことが、継続している所以かなと・・・。

一方、40歳の時に転職して着任したメビック扇町での活動も今年で丸15年。
大阪のクリエイティブ産業振興をテーマに、クリエイター同士、クリエイターと企業等との顔の見えるネットワークづくりに取り組み、ある時は競い合い、ある時は協働するという「クリエイティブクラスター」の形成をめざしてきました。
日々新たなクリエイターを見つけては面会し、イベントへの参加やサイトでの情報発信を促すという地道な作業の繰り返し。
累計数千件にもおよぶ事業所訪問や1300件を超えるサイトへの掲載など、まさに「塵も積もれば山となる」を地で行く作業を通して、メビック扇町を核としたクリエイティブコミュニティを深化・拡大させてきました。
クリエイターに対する面会活動は、15年経った今でも変わらず日々実行していて、新しいクリエイターとの出会いを楽しんでいます。
こうした活動の継続性が、人と人との関係性を濃厚にし、つながりを広げ、ひいてはいろんなビジネスやプロジェクトにも結実していることを実感しています。

さらに、50歳からはダイエットのため走り始めました。
3日坊主になるかなと思いながら、日々積み重ねているうちにハマってしまい、今ではフルマラソンを12回も経験するという市民ランナーに・・・。
股関節痛、膝痛、肉離れ、脱水症状による転倒、転倒による肋骨強打、疲労骨折などなど。この5年間にいろんな怪我を経験しましたが、未だに走り続けています。
おかげで、タイムも徐々に伸び、とうとう昨年の神戸マラソンでは、サブ3.5(3時間30分未満でフルマラソンを走ること)を達成。
さすがに40歳台の自分には想像もつかなかったもう一人の自分が、今まさにここにいるって感じです。
これも結局は「続けること」の賜物。やりたいことを本気でやり続けると、いろんな苦労はあるけれど、結果は自ずとついてくる。
それを信じて積み重ねていくしかないなと思っています。

はじめるのは簡単、やめるのも簡単。
何かを長くやり続けることの難しさと大切さをこの15年の間に存分に味わってきました。
55歳になった今、KNS、メビック、ランニングはもちろんのこと、また、やりたいことに出会えば、しつこくやり続けたいなと思っています。
3月10日の15周年記念定例会では、「継続性の担保」に拘ってきた、KNSとメビック扇町の立ち上げものがたりについて、プレゼンテーションしたいと思っています。

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