2014年03月19日(水) Vol.205 奥田三枝子(MOBIO)

実は改名しています!

奥田三枝子、これが今の私の名前です。
生まれたときに父が付けた名前で、父は義雄、兄は義信。そして母は美代子で私が三枝子。
母の名を取って……ではなく、父が当時人気のあった芸能人、弘田三枝子さんのファンだったからだそうです。可愛い我が娘をアイドルのような人気者にしたかったとか?
親の思い通りになったかどうかはさて置き、これが短大入学時に名前が違うことが発覚したのです。

奥田三枝子

「三枝子」のはずが「枝」ではなくて「技」だったんです。市役所で調べると、出生届の字は紛れもなく父の字。当然ですが、父としても生まれて初めて書く娘の名前。「まぁね、そんなこともあるか??」「いやいや、ないよね。」(笑)
このままでは、後々不都合が生じるかもということで、改名することにしました。卒業証書、手紙など改名するための正当な理由である証拠品を揃え、父と家庭裁判所に行きました。ここで何故変更したいのか理由を述べるのですが、この時に裁判所で「三枝子、この名前はあまりいい名前ではありませんよ。三つの枝の子と書きますね。これは常に自分が3番目という名前なんですよ、それでもいいですか?」と。これまで18年間この名前で生きてきて、これからもと思っている親子に向かって悪びれる風もなくおっしゃいました。思春期の私には重くひっかかる言葉でしたが、今思うと心地の良い自分の立ち位置だということが分かってきました。

3番目の自分?
「人のために生きる」というと、何か大仰な感じですが、人に喜んでもらえるってどんな些細なことでも嬉しいですよね。
2001年からこの仕事をしていて、正直シンドイって思うこともしばしば。すぐにありがとうと言ってもらえるものでもないし、終わりがないのでやってもキリが無いっていうか。3歩進んで2歩下がるならまだマシで、1歩進んで2歩下がることもしょっちゅう。泣きたくなるようなこともイッパイ!
それでも続けていられるのは、少しでも関わった人が元気に活躍する姿を見たとき、辛いことは全て忘れてしまえる単純細胞だからでしょうか。さらに自分が関わったことが、半歩でも前進するきっかけになったのであれば、こんな嬉しいことはありません。
私は自分が先頭に立つより、トップを行く人が走りやすい環境をつくることに喜びを感じます。環境をつくるとは少しオーバーですが、気持ちよく走ってもらえると嬉しいですね。
そういう意味では、2番目でも3番目でも関係ない。誰かの役に立つことはすごく素敵なこと、心地よいのは当然かもしれません。

情報は発信することで集まる
起業家支援、中小企業支援に携わっていると、社長さんに接する機会が多くあります。独り企業の社長さんでも100人を超える従業員を抱える社長さんでも、創業100年を超える企業の社長さんでも、それぞれに喜びや悩みがあるようです。
私はそんな社長さんの話を聞くのが大好きです。今も社長インタビューというMOBIO常設展示場の出展企業を訪問し、ライターさんがインタビューしてHPで紹介するコーナーがありますが必ず同行します。
技術的な話よりどこに喜怒哀楽を感じられておられるか、その人となりに興味があります。そのため、しばしばライターさんの邪魔をしてしまうのですが。
そんな中で本音だと思われる言葉を見つけると、ちょっと嬉しくなります。
事業の方向性に関しては社長さん自らが決められますし、専門的なことは専門家のサポートが沢山あります。そんな中で私の役割というと「人を繋ぐこと」。

MOBIOに来てから丸3年。あまりに初めてのことが多く整理ができず、人と情報の発掘が手薄になってきています。人を繋ぐこともうまくできていません。
これではイカン!年を重ねるごとに元々小さなメモリは更に小さくなっていくし、どうしたものか?しばらく悩みましたが、まずは自己発信。今年は発信したことで集まる情報と人を大切に繋いで行こうと思います。
その第一弾がこのコラムを書くことでした。この3年余りは亡くなった父の看病などもありKNSにはあまり参加できませんでした。その間、新しく増えたメンバーにも奥田三枝子という人間を少しでも知ってもらいたい。まずはそこから。
情報は発信することで集まる、発信するところに集まると思うのです。
3年前にKNSで書かせてもらった本『産学官民連携の地域力』は、前職時代の話ですが似たようなことを書いていました。この3年間がむしゃらに走り続けて来ましたが、同じ走るにも、少し丁寧に走る時期が来たかなと思っています。
これからも改名した奥田三枝子をどうぞよろしくお願いします。

○MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)
 http://www.m-osaka.com/jp/
○MOBIO「社長インタビュー」
 http://www.m-osaka.com/jp/special/
○「産学官民連携の地域力」第2部第3章「官」が生み出す地域力
 http://www.kns.gr.jp/topics/870.html

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