2013年05月01日(水) Vol.162 神門英昭(積水ハウス(株)開発事業部)

グランフラント大阪の街びらきに思う

4月26日グランフロント大阪が街びらきを迎えました。開発事業者12社の1社の担当者として、8年前からプロジェクトに参画しており、感慨深いものあります。街びらきはマラソンに例えると、スタートラインに立っただけです。市民ランナーが「スタートラインに立つ」時、これまで練習を積み上げてようやくスタートを切れる喜びや理解協力してくれた家族への感謝の想いなどがこみ上げてきます。そんな想いと重なります。街びらきを迎えての雑駁な思いを記させていただきます。

神門英昭

 大阪市の知的創造拠点ナレッジキャピタル基本計画実現にむけて平成18年に事業コンペが実施され、産学官民が連携し成果を生み出すしくみ造りを提案した我々開発事業者12社の案が選ばれました。
 経済状況の変化などの影響により、変更になっている部分も多いですが、コンペ案のコンセプトは引き継がれています。低層階のTHE labやフューチャー・ライフ・ショールーム(FLS)がその担い手となります。
 積水ハウスは開発事業者デベロッパーであり、FLSへの出展者でもある二つの立場があります。私自身はデベロッパーの立場ですがコンペ以前からFLSの出展主体となる総合住宅研究所と協働して出展コンセプトワークに取り組んできました。一方でデベロッパーの立場でFLSに出展する企業に呼びかけ、ナレッジキャピタルについて考えるワークショップを開催するなど、ナレッジキャピタルFLS企画の推進に取り組んできました。
 クリエーター、研究者、起業家などが交流できる場、会員制ナレッジサロンのトライアルとして、2年前の6月から毎週開催されてきた木曜サロンでは、KNSメンバーにも知の提供者ナレッジドナーとして話題提供にご協力いただきました。

 商業施設、ナレッジキャピタル、ホテル、分譲マンションという巨大な複合施設をナビゲーションしてくれるのが「コンパスサービス」です。現地に点在する双方向型デジタルサイネージとスマホアプリからなるこのサービスは、街の案内はもちろんのこと、街から来街者の属性に応じたリコメンド、来街者のつぶやき、来街者同士の交流を促進します。いわばグランフロント大阪内のSNSです。来街者はリアルなフェース・ツー・フェースのコミュニケーションとバーチャルなコミュニケーション両方を楽しみながら街の活動に参画することができます。今、ようやくステージとツールが完成し、お披露目を済ませたところです。

 これまでfacebookの自己紹介に『感性と技術を融合して新しい価値を創造する」を合言葉に、うめきた.グランフロント大阪ナレッジキャピタルの場と仕組み造りに取り組んでいます。』と書いていましたが、街びらきを迎えて書き換えました。『「感性と技術を融合して新しい価値を創造する」を合言葉に、うめきた・グランフロント大阪で展開される活動に参画しています。』
 これからは事業者視点でなく、一市民、一参加者、一人のコミュニケーションハブとして街と関わっていきたいと思います。

 ようやくスタートに立ったわけですが、マラソンとは違ってゴールがありません。
地の利を活かして、KNSメンバー皆さんの活動と連携しながらのフェース・ツー・フェースのコミュニケーション。日々、「これからが本番」宜しくお願いします。 

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