2012年12月12日(水) Vol.144 永山光悦(岩手県大阪事務所)

大阪で暮らして

みなさんこんにちは。
岩手県大阪事務所の永山です。
大阪に転勤を命ぜられて早いもので2年8ヶ月が過ぎました。
大阪に転勤が決まったとき、送り出してくれた友人たちからは、「次に帰る
ときは、関西弁になっているかも・・」とからかわれていましたが、実際は
その反対で更に東北なまりがしみ込んでいる気がします。

永山光悦

なぜかというと、私の職場は青森県・岩手県・秋田県の三県で運営している
合同事務所のため職員も三県から集まっています。こんなことを言うと怒ら
れるかもしれませんが、岩手県より青森県・秋田県の方のほうが方言で会話
をしていることが多く、つられて私もどこの方言かわからない言葉を使って
いるのです。
関西でも地方で少しずつ言葉が違うように東北でも地方により言葉に違いは
あります。特に津軽弁は同じ東北人でもわからない言葉があり、聞き返して
しまうことも少なくありません。一例をあげると「髪の毛を切ってきた。」
を、津軽弁では「じゃんぼをかってきた。」と言うそうです。知らない人が聞
くと「宝くじを買ってきたのか」と勘違いするかもしれません。
そんな私もお酒が入るといつのまにか、東北なまりが出るようで、ときどき
お酒を飲んでいると近くの席のお客さんから「東北の出身ですか?」と尋ね
られます。今は大阪に住んでいることを告げると、大震災の復興を心配して
くださる会話の後に「岩手と大阪とどちらが暮らしやすいですか?」と聞か
れることがよくあります。
正直、数十年も住み慣れた岩手が好きですが、「大阪は雪かきをしなくてい
いので、暮らしやすい。」と答えています。
大震災から2度目の冬が来ましたが、テレビで大雪のニュースが流れると仮
設住宅で暮らしている方や一人暮らしの母親が心配になります。
しかし、その雪も北国では資源のひとつでもあります。スキー場などではも
ちろん、農業にとっても山に積もった雪が春からの農作業にとっては大切な
水源になるのですから、嫌がってばかりもいられないものがあり、想いは複
雑です。
さて、話は戻りますが、大阪で暮らしてから多くの方と出会いました。特に
KNSという場で知り合った方々からは仕事だけではなく私生活でも大きな
刺激や元気をいただいていると実感しております。
大震災以降、被災地を応援してくださる多くの方と出会い、ご支援をいただ
いてきましたが、KNSという場では、特にも強く皆様の温かさを感じます。
KNSで発刊した本の印税を岩手に義援金として送ってくださった皆様、そし
てKNSの交流会では、ほとんどと言っていいほど岩手の地酒が差し入れられ
ます。しかも岩手県出身者ではない方からなのです。
先日も、KNSを通じて知り合った野菜ソムリエの方々の応援で、岩手の食材
を大阪で料理店を営む方々にPRする仕事をすることができました。
運営に関わってくださった方々は、お店を丸ごと無償で貸してくださったり、
ボランティアで食材の調理、給仕を行っていただいたりと感謝の念でいっぱ
いです。
そんな多くの皆様が住んでいる大阪が私は好きです。
私は、これまで2か月以上岩手を離れて暮らしたことがありませんでした。
そのせいもあるかも知れませんが、大阪は私にとって第2の故郷のように感
じております。
いつか、岩手に帰る日が来るでしょうが関西とのご縁は一生続けていきたい
と思っております。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

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